2010年04月27日
珈琲はごちそうです
久しぶりに本来のカフェブログっぽく、ポレポレメニューのご紹介と、ちょっとしたウンチクをお届けします。
本日、ご紹介するのは当店自慢のメイン中のメインメニュー。
「ポレポレ珈琲」¥290 です。(安い!)
ポレポレの珈琲は厳選されたスペシャリティー豆を世界中からセレクト。直火式焙煎機で、少量ずつ丁寧に焼き上げられた出来立ての新鮮豆のみを使用しています。
抽出の方法はご覧の通りの「コーヒープレス方式」 余分な濾過を通さない分、美味しさの元である「珈琲オイル」をカップに100%表現できます。
つまり、「美味しい珈琲豆からは美味しい珈琲」が、「美味しくない珈琲豆からは美味しくない珈琲」ができるというわけです。
(昔ながらの喫茶店などで紅茶に使用されているやつですが、これは本来珈琲をいれる為に考案されたもの。なぜか日本では紅茶で普及してしまったようです。 もったいない!)
ところで皆さん、
「珈琲を飲んだことがありますか?」
ちょっと失礼な言い方になりましたが、本物の珈琲というものは、けっしてサ○エーで売っている安い豆からは抽出されませんし、ス○バなどで飲めるしろものじゃありません。
「私は40年以上も珈琲を飲み続ける珈琲通よ」
などと、おっしゃるお母さんが、「酸味」と「酸化した味」を混同している事なんか珍しくありませんし、「飲み馴れた味が一番旨く感じる」というのも紛れもない事実でしょう。しかし、サ○エーなどで売っている安い豆は、真面目な自家焙煎屋があつかっている豆とは「似て非なるもの」で、お米で言えば「タイ米と日本米」くらいの違いがあります。
「珈琲は生鮮食品」です。
他所の批判にとられそうで怖いんですが(後で言い訳します)、自家焙煎屋としてはっき言える事は、「珈琲は生鮮食品だ」という事です。
焙煎してその日の内は、味が安定しません。二日目からは本当に美味しい珈琲がいただけます。
三日目までは十分新鮮で、四日目ぐらいから鮮度が失われていきます。(この辺は味に敏感なお客様でも「丸くまとまってかえって旨い」とおっしゃる方がいらっしゃるくらいなので、好みの範囲内でOKといえばOKです)
しかし、五日目ごろからは、はっきりと味が落ちてきます。そして七日目を迎える頃には、すでに「元珈琲」といった感じの、味も風味も失われた残念な珈琲に生まれ変わっています。
(焙煎のし方や保存方法によって、味の変化に若干の違いはみられますが、概ねこんな感じで考えて良いと思います)
つまり、県外や海外などで焙煎して、長い船旅を経て削られた豆に、「生鮮食品」としての価値は期待できないという事です。
以上、珈琲というものを本当に理解してもらいたくて長々と書いてしまいましたが、珈琲は本来、「心に効く飲み物」です。
僕自身、気分次第で砂糖を入れたり、ミルクを入れたり、フレーバーシロップを入れて飲んだり、様々な飲み方で珈琲を楽しんでいます。
「安く気軽に飲める珈琲」や、「店の雰囲気を味わう珈琲」なんてものがあって何の問題もありません。
しかし、本来、「珈琲はごちそう」なんです。
豆の保存管理や、抽出の温度管理など、色々とうるさい事をご家庭や大手の方に要求したいとは思いませんが、最も優れた「人間」という感覚機械を通して作られる「本物のごちそう」を味わうために、ちょっとした時間を持つ事はけっして悪い事じゃありません。
皆さんの家の近くで、職場の近くで、またはよく立ち寄る場所の近くで、もし気軽に入れる自家焙煎の珈琲屋さんがあれば、ぜひ利用して下さい。きっと贅沢な時間を味わえると思います。
珈琲は「最も安く手に入るごちそう」の一つです。
そんな事を意識しながら飲む珈琲も、また格別ですよ。
本日、ご紹介するのは当店自慢のメイン中のメインメニュー。
「ポレポレ珈琲」¥290 です。(安い!)
ポレポレの珈琲は厳選されたスペシャリティー豆を世界中からセレクト。直火式焙煎機で、少量ずつ丁寧に焼き上げられた出来立ての新鮮豆のみを使用しています。
抽出の方法はご覧の通りの「コーヒープレス方式」 余分な濾過を通さない分、美味しさの元である「珈琲オイル」をカップに100%表現できます。
つまり、「美味しい珈琲豆からは美味しい珈琲」が、「美味しくない珈琲豆からは美味しくない珈琲」ができるというわけです。
(昔ながらの喫茶店などで紅茶に使用されているやつですが、これは本来珈琲をいれる為に考案されたもの。なぜか日本では紅茶で普及してしまったようです。 もったいない!)
ところで皆さん、
「珈琲を飲んだことがありますか?」
ちょっと失礼な言い方になりましたが、本物の珈琲というものは、けっしてサ○エーで売っている安い豆からは抽出されませんし、ス○バなどで飲めるしろものじゃありません。
「私は40年以上も珈琲を飲み続ける珈琲通よ」
などと、おっしゃるお母さんが、「酸味」と「酸化した味」を混同している事なんか珍しくありませんし、「飲み馴れた味が一番旨く感じる」というのも紛れもない事実でしょう。しかし、サ○エーなどで売っている安い豆は、真面目な自家焙煎屋があつかっている豆とは「似て非なるもの」で、お米で言えば「タイ米と日本米」くらいの違いがあります。
「珈琲は生鮮食品」です。
他所の批判にとられそうで怖いんですが(後で言い訳します)、自家焙煎屋としてはっき言える事は、「珈琲は生鮮食品だ」という事です。
焙煎してその日の内は、味が安定しません。二日目からは本当に美味しい珈琲がいただけます。
三日目までは十分新鮮で、四日目ぐらいから鮮度が失われていきます。(この辺は味に敏感なお客様でも「丸くまとまってかえって旨い」とおっしゃる方がいらっしゃるくらいなので、好みの範囲内でOKといえばOKです)
しかし、五日目ごろからは、はっきりと味が落ちてきます。そして七日目を迎える頃には、すでに「元珈琲」といった感じの、味も風味も失われた残念な珈琲に生まれ変わっています。
(焙煎のし方や保存方法によって、味の変化に若干の違いはみられますが、概ねこんな感じで考えて良いと思います)
つまり、県外や海外などで焙煎して、長い船旅を経て削られた豆に、「生鮮食品」としての価値は期待できないという事です。
以上、珈琲というものを本当に理解してもらいたくて長々と書いてしまいましたが、珈琲は本来、「心に効く飲み物」です。
僕自身、気分次第で砂糖を入れたり、ミルクを入れたり、フレーバーシロップを入れて飲んだり、様々な飲み方で珈琲を楽しんでいます。
「安く気軽に飲める珈琲」や、「店の雰囲気を味わう珈琲」なんてものがあって何の問題もありません。
しかし、本来、「珈琲はごちそう」なんです。
豆の保存管理や、抽出の温度管理など、色々とうるさい事をご家庭や大手の方に要求したいとは思いませんが、最も優れた「人間」という感覚機械を通して作られる「本物のごちそう」を味わうために、ちょっとした時間を持つ事はけっして悪い事じゃありません。
皆さんの家の近くで、職場の近くで、またはよく立ち寄る場所の近くで、もし気軽に入れる自家焙煎の珈琲屋さんがあれば、ぜひ利用して下さい。きっと贅沢な時間を味わえると思います。
珈琲は「最も安く手に入るごちそう」の一つです。
そんな事を意識しながら飲む珈琲も、また格別ですよ。
Posted by ポレQ at 16:55│Comments(0)
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