2012年07月28日
撃破!
いやあ、まさかまさか。
勝ち点1どころか、勝っちゃいましたね。 しかも「実力」で。
かつて最大の「期待」を持って観戦した対スペイン戦。 その時、粉々に打ち砕かれたはずの「期待」が今、にわかに息を吹き返しました。
ブログなどの情報によれば、負傷交代した大津•酒井宏ともに深刻な状態ではなさそうですし、予選グループ一位抜けの可能性が出てきた今、決勝トーナメント一回戦でのブラジル戦を回避し、メダルに手の届く準決勝まで「実力」で勝ち進む可能性が出てきました。 準決勝or三位決定戦のいずれか一試合に実力以上の結果を残せれば、そこにメダルはぶら下がっているのです!
う〜ん、楽しみ楽しみ。
あ、また間違えました。
これは行き過ぎ……
と、明日は再び「なでしこJAPAN」の登場です。 いつの間にオキナワンネームに変化していた「永里」改め「大儀見」選手の活躍に期待して、引き続きテレビに齧りつきたいと思います。
ちなみに、北京オリンピックで悲願の金メダルを獲得、日本中を感動させたこの人達が、今この時期に世の中から全く無視されていることが悲しくてなりません。 マスコミを筆頭に、それなりに儲けさせてもらった人もいることでしょうに……。
いま彼女らの気持ちを最も理解できる人物は、もしかすると長い長い不遇の時代を生きてきた、いま最も注目されるスーポーツ選手の一人、「澤 穂希」その人なのかもしれません。
がんばれ〜!
ニポ〜ン!
2012年07月26日
忙しい、忙しい。
ハッ!
と、また気がつけば、随分と気を失っていたようで……。
のんびり夏空の沖縄とは違って、本土の方ではずいぶん荒れた天気が続いているようですね。
お変わりありませんか? 引きこもりですが、コチラはますます元気です。
今朝は「なでしこ効果」で寝不足の方も多いかと思いますが、休む間もなく今晩は男子サッカーの初戦にして天王山、「スペイン戦」が控えています。 厳しすぎる相手かもしれませんが、なんとか勝ち点1でももぎ取ってもらって、幸先の良いオリンピックにしてもらいたいですね。 さあ結果や如何に!
楽しみ楽しみ。
それにしても、やはりこの人は別格でした。 左右のMFが手詰まり状態となるとても悪い時間帯に、本当に別次元の働きでゲームをコントロールしていました。 次のワールドカップ、そして四年後、肉体に衰えは出るかもしれませんが、新キャプテン宮間が画期的にサッカーIQを向上させない限り、やはり「なでしこJAPAN」の中心にはこの人が居るような気がします。
期待してます!
Queen SAWA!
あ、間違え、こっちで……
そしてもう一人、試合中、尻上がりに調子を上げていった「小力」改め、「永里」改め、「大儀見優季」選手です。
いつの間に「オキナワンネーム」に変わっていた国産大型FWが、この大会の大きな鍵になるような気がしています。 得点王でも取ろうものなら、日本の優勝は間違いなし! 期待しています。
男子フル代表では無敵艦隊スペインが、ワールドカップとユーロの連覇という、史上初の偉業を成し遂げましたが、次は当然「なでしこ」の番。 ガンバレ〜! ニポーン!
さあ、いよいよ男子です。
関塚さん、なんとかこの人を機能させてよ……
2012年06月08日
勝つんです。
夏です。
く〜!
日本全国、梅雨入りを目前にする季節でございますが、ここ沖縄ではすでに「梅雨も明けた」状態にあるようで、時おり降っている激し過ぎる雨も「夏の通り雨」といったおもむきで、すでに夏は目前、日差しも夏の野菜も、日一日とその力を益しております。
さて、昨日は「金星の太陽面通過」がございましたが、一昨日までしっかり意識していたはずの世紀の天体ショーも、気がつけば昼の二時過ぎになってしまい、時すでに遅し。 遥か彼方の女神ビーナスの影は、もうすでに太陽面を通過した後でございました。 冷蔵庫に貼つけておいた日食用のサングラスはもうすでに無用の長物。 ちゃんと段取りをしておけば学校に行く前、ギリギリのタイミングで娘にも見せてやれるはずでしたが、百十歳くらいになりましょうか? こうなれば悔しさまぎれに我が子の長寿を祈願して、残念な日食グラスを親の形見とする軽い嫌がらせすらも検討中でございます。 皆さんはしっかり観察できたでしょうか? 何か日食グラスの新しい活用方がございましたら、ぜひご一報下さい。 もう少しましな形見を考えたいと思います。
さて「見逃せない」といえばサッカー日本代表です。 本日は僕が思う前半戦最大の山場、日本対ヨルダン戦を迎えております。 裏で開催されている男子バレーボールの予選も、徳俵に足の爪をちょんと引っかける形で何とか可能性を残しているようでございますが、奇妙な演出の凝らされる男女バレーボールとは違い、順当に試合を消化していけば、日本のワールドカップ出場は揺るぎないものと確信しております。 アジアはグループ二位にまでその椅子が用意されていますので、イラン•ヨルダンの中東二カ国にしっかりと勝つことができれば、難敵オーストラリアとの結果いかんに関わらず、自然とブラジルワールドカップへの道が見えてくるはずです。
我那覇の悲劇の後、日本サッカー界で最も活躍する沖縄人が県立首里高校向かいで育った、我が兄たちの幼なじみ、ジョンだかジエイだかの「カビラ兄弟」だという事実はとても寂しいところですが、DF伊野波の奇跡の成長や、FW赤嶺の奇跡の代表入りをやんわりと期待して、テレビに齧りついてゆきたいと思います。 またしても同じ締めになってしまいましたが……
ガンバレ〜ニポーン!
2012年06月02日
こまごまとした日常の連なりは果てしもなく続いている訳で
こんな感じではございますが、私も息子も取りあえずは
生きていました。
行方しれずの約三ヶ月、方々の方々にじんわりとご心配やらご迷惑やらをおかけしていたもようで、いつもの如く「申し訳ない」やら「ありがたい」やらといった感じではございますが、今回の場合「申し訳ない」の方向で統一たいと思っております、どうぞよろしくお願いします。
失った信頼を再びは得られるはずもございませんが、取りあえずは反省しているということで……
申し訳なく。
滝の水ではなく、ただの発砲スチロールだったということで重ね重ね申し訳ありませんが、行方をくらませつつ三ヶ月もの間、何をしていたかといえば、部屋の模様替えをしたり、iPhoneにしたり、太ったり、NPO法人の設立を画策したり、十年に一度のとてつもない大掃除をしてみたり、本土に行ったり、帰ったり、更に太ったり、仕事を辞めたり、車を売って二五万のあぶく銭をつくってみたり、そのお金を家族に内緒でカメラやらオーディオインターフェースやらの「おもちゃ」に注ぎ込んでみたり、益々太ったり、復帰四十周年を尻目に自らも四〇になってみたり、老眼があやしかったり、キリンの形態模写をする息子のこんな画像を作ってみたり……
とまあ、相変わらず何一つ形にならないドロドロとした状態にある訳で、「ワタクシハコレデスヨ」といった満を持しての「復活」とはほど遠い状態にあるのでございますが、全然関係のないこの人の復帰にあわせまして、不詳私もじんわりと復帰してまいりたいと思います。 またいつ途切れるやもしれぬ儚すぎる関係かもしれませんが、今後とも飽かずにおつき合い下さればとても嬉しく思います。 どうぞよろしくお願いします。
モリモト、ハーフナー、カガワ、ホンダ、オカザキ、ミヤイチ、キヨタケ……
サッカー好きの沖縄人である私は、「イノハ」と「ヒガ」をどうしても応援できないという、大いなる苦しみを抱えたままの応援になりますが、オリンピックを含め今回の「前線」にはこれまでにない「ワクワク」を感じています。 楽しみ、楽しみ。
ガンバレ〜、ニポ〜ン!
2012年03月12日
春爛漫
「念のために持っていく上着一枚は一度も袖を通すことなく再びハンガーに戻される季節」
四季の情緒もへったくれもないこの島にあっては当然の如く、一瞬の春を通り過ぎて連日の夏日が続いております。 そんな中、娘に「花の髪飾り」を作ってやることに漠然とした使命感を覚える僕にとっては待ちに待った季節がやって来ました。 爆発的にタンポポが発生している近所の世界遺産へ勇んで出陣です。
清々しい夏空の下、カメラ片手の観光客を尻目に、腕輪やらティアラやらをこれでもかと制作していると、「ここはテンペストのラストシーンでも使われてますよー!」と、頭の上から個人ガイドらしきオジさんの無粋な声。 なんとなく気持ちを折られて振り返ってみると、そこは確かに映画「テンペスト」の中で高岡早紀さんが神に祈りを捧げていた場所の真下辺り。 本来そのような騒ぎ方をするための「名所」であり「世界遺産」であることを考えるとムッとする僕の方がおかしいのですが、そこは地元の傲慢さということでお許しいただきたいと思います。 そしてムカつきついでに思い出したのが、かつてNHKの大河ドラマが打てば当たるの黄金時代、鳴り物入りで企画された「琉球の風」という沖縄を舞台にした異色の大河ドラマのこと。
「沖縄物は必ずコケる」
当時、誰もが予想外のコケっぷりだったということで、確か期間を短縮して終了したような気もいたしますが、角川映画初の3D作品として鳴り物入りで制作された映画「テンペスト」も、その例にならって大コケにコケて大変なことになっているようです。 県民総出で盛り上げている感もあってあまり文句は言えないのですが、沖縄の人々にだけ記憶されるとても悲しい企画になりそうですね。
「ちゅらさん」で払拭されたかに見えたかつてのジンクスに、スポンサー関係の方々がうっかり気づいてしまわないよう、高岡さんに習って天に祈った方が良さそうな状況です。 映画関係者の皆さま、これに懲りずにまた沖縄モノをまた企画し続けて下さいね。 県民はとても期待しております。 そして映画にまつわるジンクス、しかもコケるジンクスといえば、僕のジンクスも一つご紹介しておきたいと思います。 「僕が楽しみに見に行って大満足で絶賛する映画」は必ずコケるという、とても恐ろしいジンクスがあるんです。
「メランコリア」
というのも、先日見た映画があまりに期待通りの素晴らしい作品だったので、ついご紹介したくなったというお話し。 映画はあまり詳しくないので自信を持っては言えないのですが、僕の少ない経験の中で言わせてもらえれば、この作品の冒頭8分間は「映画史上最大級の美しさだ」と言って構わないと思うんです。 海外では評判の良かった前回の「アンチクリスト」が、「ザ・クリスチャン」とでも言うべきバリバリのキリスト圏映画で、日本人にはちょっと理解し難いところがありましたが、今回はもうちょっと判り易い感じになっていると思うので、ぜひおススメしたいと思うのです。
「イディオッツ」
ちなみに僕が見にいった南風原町の映画館では、僕ら以外の観客は二組三人のみ。 すでに一日一回、夕食時の上映になっているこの作品の打ち切りはほぼ間違いないと思いますので、興味のある方は、お早めにお出かけ下さい。 とはいえとても好き嫌いの判れる監督ですので、最近ビデオ屋さんに登場している彼の昔の作品、「イディオッツ」も間違いなく素晴らしい作品ですので、コチラをご覧になってからでも遅くないかもしれません。 なにしろ数年ぶりのデートで一緒に見にいった嫁さんが、気持ち悪くなって途中退場する程、好き嫌いの判れる監督さんです。 過去の作品をご覧になってからお出かけ下さった方が無難かもしれません。 ということでオススメ作品を三つ程。
「奇跡の海」
「ドックヴィル」
「ダンサー•イン•ザ•ダーク」
オススメでございます。
2012年02月24日
I'm lovin' it Part,2
では前回に引き続き「親の影響力」というものについて、頻繁に脱線しつつうだうだと考えてゆきたいと思います。
話題は未だ年越しを果たせずクリスマス。 求めに応じて7歳の娘には、元々は医療用として開発された超高性能の「色々なリアクションをする犬のぬいぐるみ」と、冬用の「ブーツ」や「お洋服」や「アクセサリー」などを詰め込んだ「おしゃれセット」が、2歳の息子には、僕が幼い頃、欲しくても決して与えられることのなかった「ウルトラマン・ソフトビニールセット」が与えられました。 おそらく父は、自らの幼年期に対する「復讐」を果たしたのだと思います。
我が家は毎年、サンタクロース、親、祖父母、叔父等、それぞれの名義で複数のプレゼントが用意されるのですが、「クリスマス」や「プレゼント」の概念が未だ確立しない二歳の息子には、100パーセント親の意向が反映されています。 果たしてこれが「好影響」を与えたのか「悪影響」を与えたのかは時の判断に委ねたいと思いますが、保育所の先生いわく、「あのもの静かなチョッチー君がこんな風になるなんて……」と、突然に「タロー!」とか「レオー!」とか叫びながら猛烈に暴れだした我が息子を見ながら、悲しいやら困惑するやら、複雑な想いを抱えているようです。
「もの静かで優しくて可愛い」を売りに一時代を築いた我が息子ですが、近ごろは保育士達の落胆の声がそこかしこに聞こえていてとても残念。 健全な男の子の健全な発育だと思って諦めてもらう他、方法はありませんが、基本的には以前と変わらず「ヘタレのチョッチー君」で間違いありませんので、相変わらずチヤホヤしてくれるとありがたいです。 保育士の皆さま、よろしくお願いします。
「龍神マブヤー」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」「ウルトラマンエース」「ウルトラマンタロー」「ウルトラマンレオ」……
今、彼の頭の中は憧れの「ヒーロー」でいっぱい。 恐るべき集中力でそれぞれの主題歌をマスターし、エンドレスで歌い続けます。 親としてはその全てをユーチューブにアップしてご覧いただきたいところですが、これ以上の読者離れを防ぐ意味でも、前回〆でご紹介した「ウルトラ怪獣クイズの答え」に移ってまいりたいと思います。
それでは正解。 最強のロボット怪獣、「キング・ジョー」の名前の由来となった方のお名前といえば、「キンジョー」→「キン・ジョー」→「キング・ジョー」の変化から、Bの「金城」さんで大正解。 「ウルトラシリーズ」生みの親の一人である脚本家の「金城哲夫」先生がその名の由来と言われています。
我らがチョッチー君のお祖母ちゃんの同級生でもあった郷土の英雄は、ワイドショーネタを常に振りまいてくれる純プロレス体質の石原慎太郎知事閣下いわく、「三国人」であるところの「差別される沖縄人」でありましたから、彼の脚本にはその悲哀や痛切な「願い」が多分に込められています。 現代に受け繋がれる先を見通す問題意識は、このたび全国公開となった「龍神マブヤー・ザ・ムービー」の中にもきっと活かされているでしょう。 すでに一ジャンルと化した「沖縄ファン」を自認する皆さまにもぜひ知ってもらいたい、沖縄が誇る偉人の一人です。
映画『琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ』予告編
この「龍神マブヤー」を含める日本のヒーローの中で、この人の影響を受けないヒーローは存在するのでしょうか? 「子供向けはちょっと」と難色を示すアダルティーな方々も、近ごろデジタルによるフルカラー処理がなされたという「ウルトラQ」であるならばきっとご満足いただけるはずです。 個人的には改編期に放送されているフジテレビの長寿番組、「世にも奇妙な物語」や、アメリカのテレビ番組、「トワイライトゾーン」よりも遥かに上だと思っておりますので、まだの方はぜひ一度お試し下さい。 オススメです。
「いずれ地球防衛隊はウルトラマンに頼らず、自らの手で地球を守らなければいけない」
これは「ウルトラシリーズ」に度々登場している重要なテーマの一つでありますが、その他にも日本人にとって、沖縄人にとって、未だ解決を見ない大きな問題や大切なテーマが度々提示されています。 天下の婿養子、「田中直紀」大先生や、もうすぐ来沖を果たす「野田佳彦」総理大臣大先生様にも、物事を一から学び直すのにピッタリの作品となっておりますので、事務方の皆さま、ぜひチェックを。
日本の未来を救うのは「ウルトラマン」しかない!
政治家の皆さんを見ると、未だ滑舌の悪い長男の叫び声がそんな風に聞こえてきそうで恐ろしく感じます。
日本に限らず、世界中に影響を与えている日本の特撮技術。 10分10秒ごろに出てくる戦闘機は今、沖縄で大きな話題となっている「オスプレイ」ではないでしょうか? MATの基地は普天間以上に街へ隣接していますが、騒音の問題はいかにして解決していたのでしょうか? この戦闘機お得意の「墜落」の際、プロペラがメチャクチャに飛び散る問題などはどのように解決していたのでしょうか? 興味は尽きません。
ついでといってはなんですが、ここまできてご紹介しない訳にもいかないので、もう一つおつき合い願います。 これは言わずと知れた名作シリーズ、「スーパー戦隊もの」の第一弾、「秘密戦隊ゴレンジャー」でありますが、「ウルトラシリーズ」でも活躍したもう一人の沖縄出身脚本家、「上原正三」さんの手による作品です。 僕は断然「ミドレンジャー」の大ファンでしたが、皆さんは誰かお気に入りがありましたでしょうか? 思い出すのはお下がりばかりであまりおもちゃを買ってもらえなかった末っ子の僕が、奇跡的に手に入れた必殺の武器、「ミドレンジャーのブーメラン」のことです。 僕はそれを持ち空き地へゆき、夕日に向かって思い切り投げたのです。 そして突然の悲劇に襲われたのです……
フォーククルセイダーズ「悲しくてやりきれない」
暮れかかる夏空の下、夕日の向こう側に倒すべく悪を想定して力の限り投げられた緑色のプラスチック。 それは真っ赤な空を切り裂いてどこまでもどこまでも飛んでいきました。 僕の育った家は高台の崖っぷちにあり、那覇を一望する絶景が自慢でした。 遥かなる海にはダイビングやホエールウォッチングで有名な慶良間の島々が重なるように浮かんでいます。 怒りに燃える正義の一撃はその慶良間島に向かって真っ直ぐに飛んで行きました。 太陽を突き抜け、島影を突き抜け、那覇の街並みを一気に切り裂いて、崖下の草むらに音もなく消えるまで……
Janis Joplin「Cry Baby」
いつまでも泣いていたいところですが、テーマは「親の影響力」ということで僕のトラウマはさておき、「欲しくても得られなかったもの」を子に与えようとするのは親の常でしょうか? もしそれが「良きもの」であったならばとてもありがたいことですが、あのブーメランと同じく、結果は常に「闇の中」です。 おそらくは何時だって「過ち」を繰り返しながら、「親子」というものを続けてゆく他ないのかもしれませんが、せめて自らを振り返る冷静な「目」だけは常に持ち続けたいと思います。
子を持つ親の皆さん、「親の影響力」についてどのようにお考えですか? 一個の人間に絶大な「影響力」を持つということは空恐ろしいことでありますが、子供とは常に触れ合っていたいという矛盾する気持ちも生まれてしまいます。 これは「良きもの」だと思いたいところですが、向こうにとってどうであったかは、未来の彼らに尋ねてみる他、方法はありません。
2012年02月03日
I'm lovin' it
時々、あの不味すぎるハンバーガーがどうしても食べたくなる。
時々、あのくど過ぎるラードの香りが無性に恋しくなる。
おそらく今、この瞬間にも、この国に暮らす沢山の人々が、あのやたらでっかい「M」の字を見上げながら、僕や僕の子らと同じような衝動に悩まされ、苦しめられているのではないでしょうか。 この子らがこうなってしまうのはもちろん、親である僕に責任があるのですから、この天真爛漫な笑い顔を見せられる度に、「親の影響」というものを深く考えざるを得ません。
恐ろしいことですが、この巨大フランチャイズチェーンが日本法人を立ち上げた直後に産まれた僕らの世代は、この悲劇的衝動からどうしても逃れられないのです。 子供の手を引き、負の連鎖を続けてしまいます。
おもちゃ+プレイランド
親も子も大満足の悪魔の組み合わせが、冷静な判断力を奪い、負の連鎖を加速させてゆくのです。 つい最近までアメリカの統治下にあった我が沖縄県は、食の欧米化が真っ先に進んだ地域です。 「長寿の島」として名を馳せた時代も今は昔、移動は全て車かバイク、夜はオリオンビールか泡盛をといったフルスイングな自堕落ぶりが、今や全国でもトップクラスのメタボ県を作り、頂点を極めたはずの平均寿命を瞬く間に下落させているのです。
僕自身、そんなウチナーンチュの一員として、妊婦で言えば約七ヶ月目にあたる立派過ぎるお腹を抱えながら、歩く度にぜーぜーと息をつく毎日。 どうやら今後十年間をどう過ごすかが、僕自身の寿命と子供らの健康に大きな影響を与えそうです。
「良い影響だけを」
と、自らに言い聞かせつつ子供らと向き合うつもりではいますが、果たして飯を食ってゴロリ、酒を飲んでゴロリの典型的ダメ父さんタイプの僕にどれだけの力が残っているというのか? 疑問は尽きないわけでございますが、できうる限りの「良い影響」を与えようと、ない知恵を絞る毎日であります。
ご覧下さい。大人の策略で狭い袋小路に追い詰められた哀れな子供の姿を。 きっと親と同じく、あの味が「酷い」と判る年頃になっても、相変わらずこの店に通い続け、不味いバーガーを食べ続けるのでしょう。 近ごろコーヒーが劇的にうまくなり、また不味くなったといわれるあの店のバーガーを……
とまあ、いきなり日本一の外食産業批判をさせてもらいましたが、本日のテーマである「親からの影響」(この場合「悪影響」となるでしょうか)を語る上で、なかなかの好例だと思うからでございまして、決して他意はございません。 「M」の字関係の皆さまには大変申し訳ありませんが、大いなるアメリカの傘の下、知っていて損のない事実が片方の側から語られています。 興味をもった方はぜひ、「YouTube」の方で山ほどアップされていますので、ご自由にご覧ください。 偉大なる国家「アメリカ」お得意の自作自演ドキュメンタリーに過ぎないかもしれませんが、なかなかの佳作だと思います。
Star Wars Xmas Album「Christmas in the Stars」
さてさて、長い前振りも終わりましていよいよ本題、と言いたいところですが、前回、宣言いたしました通り、「ブログを短くする」が年頭の目標でございますので、オチは次回に。 時をさかのぼること約一月前、遅ればせながら去年のクリスマスのことについてお話ししたいと思います。
「それでは皆さん、次回をお楽しみに!」
と、結局長くなりましたし、ここで終わって然るべしであるんですが、やはり長文の癖が抜け切らず少し味気ないということで、本日は一つ、久々のクイズで締めたいと思います。皆さん、コチラのロボット怪獣をご存知でしょうか? ウルトラセブンを失神にまで追い込んだ脅威のスーパーロボット、「キング・ジョー」であります。 次回の話題に関係する人物がその名の由来だということで、その人物の名前を次の三つの中からお選び下さい。
A.沖縄を統一した尚巴志が滅ぼしたという豪族の名、「除王」から「除」さん。
B.「金城、キンジョー、キングジョー」の変化から「金城」さん。
C.「金武さん、グッドジョブ!」からの変化で「金武」さん。
さあ、皆さんは何番の何さんかお判りになりますか? 沖縄の人間なら当然、知っておかなければならない大切な情報であります。
それでは次回に、Coming Soon……