2012年01月20日
お正月
年末。女房子供を嫁の実家の神戸へと戻し、久しぶりに味わった自分一人だけの生活……。
既婚者、特に子持ちの皆さまにはご理解いただけることと思いますが、仕事のため、一人だけ居残りとなった僕に訪れたのは、かつて当たり前に謳歌したはずの「たった一人だけの生活」でした。
ということで、遅ればせながら……

明けまして おめでとうございます
皆さんはこの年末年始をどうお過ごしになられたでしょうか? 僕はどこの忘年会にも、どこの新年会にも全く顔を出さずに、カウントダウンやらなにやらのパーティーも全くの無視で、「いま開いてます」の「ユニオン」に向かい、冷凍食品、酒、つまみ等を大量に購入。当然の如く立ち寄るレンタルビデオ店では、旧作になるのを心待ちにして忘れていた海外ドラマ、「LOST」の残り2シーズン分をまとめてレンタル。自分一人だけの時間を力の限り謳歌していました。
Joe Purdy「Wash Away」
そんな訳で頭のスイッチをOFFにして、仕事とDVDだけの生活に没頭していたら、あっという間の一ヶ月が過ぎていました。
女房子供はとっくの昔に帰宅していますし、年越しの繁忙期はとっくに終わっていましたが、またしても長い間、気を失っていたもようです。色々とご連絡いただいた方々、申し訳なく。ここまできたら「沖縄は旧暦だろ!」と開き直って、更なるインターバルを考えもする訳ですが、旧暦で祝うのが当たり前の糸満市出身の海人でもありませんし、「春節」を祝う中国人でもなかったということで、新年早々、謝罪つきの更新で始めさせてもらいます。
申し訳ない、皆さん、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
年賀状をくれた方々、どうもありがとう。今年のブログ的な目標は記事の文章を三分の一にして更新を三倍くらいに増やすこと。もっと気軽に読んでいただけるように考えるものであります。もっと気軽にコメントをお寄せいただけるように、気軽な文章を心がけたいと思います。
本土の方のために、一応載せときます。このスーパーは安いですよ。
実生活ではいよいよ今年、「動く」つもりでいますので、不幸にも僕に捕まってしまった皆さま方は、ぜひご協力下さい。せめて口先の半分ぐらいは行動に移したいと思いますので、必然的にだいぶ動かなければならないかと思います。果たして最後まで持ちますでしょうか、こう期待!
2011年12月19日
惜しまれるうちに嫁にゆけ
娘の「七五三」をするために家族そろって出かけたのは、もう一ヶ月も前のお話し。
遅ればせながら、今日はその時のことをお話ししようと思うのですが、その前に、このブログに関する聞き捨てならない情報を手にしましたので、そのお話しを少々。

このブログには「読者登録」なる、大変便利な機能があることをご存知でしょうか? 「いまさら何を言ってるんだ」と怒られてしまいそうな基本的な情報かもしれませんが、僕が新しい記事をアップする度に、「アップされましたよ」とお知らせをしてくれる、たいへんありがたい機能だそうです。
ちなみに現在、僕のブログをチェックしてくれる物好きな「登録者」様は三人。毎日更新していた頃にじわじわと増えていた「登録者数」も今や風前の灯、絶滅の危機に瀕しておりますが、残る三人の方々もおそらくは現実社会のリアルな顔見知り。その点多少気が楽な気もいたしますが、今回、その貴重な方々にたいへんなご迷惑をおかけしていたことが判明しまして、恥ずかしいやら、申し訳ないやら、複雑な気持ちでいるのです。
と言うのも問題はこの「お知らせ」機能。この便利な機能は、初めてアップした際に「お知らせ」をするだけでなく、文章をアップする毎に「お知らせ」をしていたことがこの度、判明いたしました。つまり文章の練習のつもりで何度も何度も「直し」を入れていた僕は、各ご登録者様に何度も何度も同じ内容の「お知らせ」を送り続けていたという、軽いストーカーのような状態にいたわけです。そこで一言、この場を借りてお詫び申し上げたいと思います。
本当に、申し訳なく……
そりゃあ、どんどん登録者が減ってくわけだ……

さて、それでは本題である「七五三」のお話し。
こちらは去年の画像ですが、赤ん坊だったはずの娘が、いつの間に「少女」に変わっていたことをまざまざと見せつけられる、嬉しいような悲しいような、なんとも不思議な瞬間になりました。時の経つのは早いもので、いま思えばこれすらも少し幼く、遠い昔のように感じますが、こうして毎年成長を見せつけられて、あっという間に嫁に行かれるかと思うと、更に不思議な気もいたします。まるで「その時」の覚悟を今から迫られているような、そんな気持ちにもなります。
親の心子知らず。
ヘアメイクをしてもらい、モデル気分ではしゃいでいる我が娘を眺めながらそんなことを考えていると、子供たちの成長に並々ならぬ注目を注いでいたのは、なにも親に限ったことではないことに気づかされます。いや、むしろコチラの方々の方がその想いは強かったのかもしれません。「馬子にも衣装」ならぬ「孫に衣装」ということで、嫁や嫁の従兄弟達が引き継いで袖を通してきた「お着物セット」を携えて、神戸のオジイちゃんオバアちゃんがはるばる来沖。子供達に無限の愛情を注いでもらいました。
三歳の折には、琉球八社の筆頭、我が県ナンバー1の社格を誇る「波の上宮」で「祈祷」をしてもらいましたが、今回は実家の目の前というただそれだけの理由で、何故かお寺さんの「首里観音堂」で、「祈祷」ならぬ「読経」を読んでもらいました。
近ごろはどんな業界でも多角経営が当たり前の時代なのか、ご利益の程はよく判りませんが、千歳飴まで用意してくれたお寺さんの売りは「経を読む犬」だそうで、王朝時代からの由緒あるお寺さんも経営が楽ではないのでしょうか? 沖縄には「檀家」という考え方がほとんどありませんし、元来官営であったこれらの寺社は、数多い参拝者の割に安定した収益を望みにくい、独特の「考え」が支配するように思います。「儲かる」ためにはやはり、何らかの工夫が必要なのかもしれません。
とはいえ、このシュール過ぎる画像はどうでしょうか? 地元民としては、観葉植物の「観音竹」がコチラのお寺さんに由来していたり、王家御用達の勝景の地として、数々の古文書に登場していたりと、いわゆる「由緒ある場所」としてのアピールが、いくらでもできると感じていたものですから、勧請譚の立て看板すら設けず、「よくある動きをする犬」に頼る気持ちがよく判りません。おそらく「たまたま取り上げられて人気が出たので……」というものだと思いますが、この犬をモデルにしたキャラクターまで準備する「犬押し」な状況に、少し寂しい気持ちにもさせられました。

少し横道にそれましたので話しを元に戻しますと、先ほど触れたある「考え」に関係する、コチラの品々をご存知でしょうか? 沖縄の方なら当然、見覚えのあるラインナップだと思いますが、「ウガン(御願=祈祷)」の際のマストアイテム、「ビンシー」とお供え物のセットでございます。
本土から来たおばあちゃんがこの寺を訪れて一番驚いていたのが、「勝手にお祈りをする人達」であります。言われてみると確かにおかしな光景ですが、お米や酒など、「ウガン(御願=祈祷)」に必要なあらゆる品物をコンパクトにまとめた、高さ三〇~50センチ位の小さなオカモチのような木の箱、「ビンシー」を持って霊験あらたかな場所へ行き、誰はばかることなくお供え物を広げ、勝手に祈祷を始めることがごく当たり前の行動だと言うと、本土の方はきっと驚かれることでしょう。この日も三組ほどの団体が住職を無視して(一応、一声かけるのかな?)このセットを広げていましたが、僕は義母に質問されるまで何の違和感も感じていませんでした。
おそらく、「信仰」はすでにソコにあって、上に乗る神社仏閣などはあくまでも上に「乗っかっているもの」に過ぎないという、原始的な「考え方」が保存された結果だと思いますが、沖縄は特定の宗教•宗派にこだわりはしません。例えば、琉球八社と呼ばれる歴史ある神社の殆どが、和歌山の「熊野権現」をお祭りしていますが、それは熊野系の神社が持つ「西方極楽信仰」が、沖縄の「ニライカナイ信仰」を肯定するものであったことが原因だと言われています。つまり、「根」そのものに目を向けることが、沖縄本来の「考え方」なのです。誰も儲かりそうにない「考え」ですが……

「七五三」にあたりふと思い返してみると、僕が小さい頃、沖縄では「七五三」の行事があまりポピュラーではなかったような気がします。近ごろはどの家庭でも当たり前のようにお祝いしていますが、僕自身、「七五三」をしてもらった記憶がございませんし、まわりでも聞かないような気がします。(僕が知らないだけかも?)
子供の行事と言えば、やはり「十三祝い」が印象に残りますが、本土でも似たような行事があるでしょうか? 数え年で十三になる、干支を一巡した年に行なわれる「トゥシビー(生年祝い)」の一つで、還暦や古稀など、一連のお祝いの最初の行事にあたります。おもに女の子のお祝いということで、男の子はあくまでも添え物。「ついで」といった感じで、競って着飾る女の子たちを尻目に適当に正装をさせられて、「一応、祝ってやるぞ」的に仏壇に向かわされる、そんな感じです。金一封はいただきましたが、お参りにすら行かなかったような気がします。
フォーク・クルセイダーズ「イムジン河」
そういえば、あの金正日さんが亡くなっていたそうですね。韓国や中国はもちろんのこと、ロシアやアメリカまでをも巻き込んで、様々な動きがありそうです。今年ももう終わりに近づいてきました。来年はいったい、どんな年になるでしょう? 色んなものが良い方向に向かってゆくと良いですね。
2011年11月17日
ハーベスト
秋らしくシトシトと降ったかと思えば、バケツをひっくり返したようなメチャクチャな豪雨。晴れたり、降ったり、また晴れたり。女心と何とやらとはよく申しますが、こんなデタラメな天気と一緒にされては世の女性達があまりに可哀そうであります。

ちょっと前に行なわれた娘の運動会ではタイミング良く晴れてくれて助かりましたが、心配なのは週末の七五三です。着物を汚さないよう気を使って歩くのは、集中の続かない一年生にとってかなり難しいこと。ヒキの強い義母の来沖に期待したいところですが、はっきりとしない空を眺めながら、落ち着かない日々が続いています。
Neil Young「Harvest 」
秋と言えば「実りの秋」 、各地で豊年の祭りが行なわれていますが、先日通りかかった時々銃弾の飛び交う町、「金武の伊芸地区」で、収穫された稲の束が国道沿いのガードレールにずらりと並べてある、とても奇妙な光景に出くわしました。エメラルドグリーンに輝く南国の海と秋の稲穂の絶妙なバランス。季節も場所もでたらめな感じのする独特な光景は、日本広しと言えどもここだけの光景ではないでしょうか?
ちょうどカメラを持っていなかったため、文章のみのご紹介となりますが、高速の降り口すぐ側となっておりますので、興味のある方はぜひ、防弾チョッキを着て頭を低くしてお立ち寄りください。(冗談です) 基地マネーの降り注ぐ特殊な土地柄のせいか、人知れずキッチリと整備されたピカピカのビーチ施設に、海カフェなども多数出店していて、意外と穴場なデートスポットかもしれません。
Astor Piazzola & Gerry Mulligan「Reunión Cumbre」
そんな訳でちょっと無理矢理ですが、そのご紹介したかった「奇妙な画像」の代わりに、同じく「奇妙な組み合わせ」が絶妙な味を醸し出している、至玉の三作品をご紹介させてもらいます。
まずは言わずと知れたKing of Tango、「アストル•ピアソラ」大先生と、僕をバリトンの魅力に目覚めさせてくれた「ジェリー•マリガン」大先生のジャズとタンゴの融合実験。ロックともブルースともとれる奇妙な仕上がりは、何とも形容しがたいデタラメな魅力に溢れています。
Don Ellis「Haiku」
続きましてはコチラ、変態ストリングス大好きトランぺッターの「ドン•エリス」大先生の隠れた名盤、「俳句」であります。なぜ「俳句」をテーマにしたのかは謎ですし、その音楽から「俳句」を感じ取ることは残念ながら出来ないのですが、とても美しいアルバムで気に入っています。ここんところ一番聞いてるアルバムかもしれません。オススメです。
Tony Scott 「Music for Zen Meditation」
最後はコチラの珍品。西洋の方はコレで良いかも知れませんが、日本人がこのアルバムで「Zen Meditation」に到達するのはちょっと難しいかもしれません。よく判りませんが、近ごろはこういう音楽を「ヒーリング音楽」という名前でカテゴライズするのでしょうか? あの金ピカのサックスという楽器が「木管楽器」であることをストンと理解させてくれる、なかなかの名盤であります。

では最後に、またしても子供ネタになって申し訳ありませんが、「癒し」の連想から、今僕にとって一番の「癒し」の存在である、長男のチョッチー選手の画像を紹介して終わりたいと思います。
どうでしょう? 他人の子とはいえ、癒されませんか?

二才から三才は人間の持つ「カワイサ」のピークであると思います。今ならどこで捨てられても必ず誰かが育ててくれるでしょう。もう少しすると姉同様、様々な場面で「叱られる」ことが多くなってくるかと思いますが、「天真爛漫」が許されるほんの僅かなこの一時に、精一杯の愛情を受けて育つことを願っています。

ついでにもう一つ「癒し」からの連想で、沖縄ならではの注意点を一つ。世間では手かざし系の「ヒーリング」の使い手を、「ヒーラー」と称するようですが、その「ヒーラー」を生業とする方が沖縄移住を決断する際には充分ご注意ください。沖縄で「ヒーラー」とは、あの癒しとは対極の生き物である「ゴキブリ」を指しています。ヒーリングのお店を開業なさる方は、何か別の呼び名を考えた方が良いかもしれません。
2011年11月07日
ヒーローズ
夏が終わってしまいます。いや、もうとっくに終わっていたのでしょうか?
「月日」の経つのは早いもので、季節何ぞはあっという間に通り過ぎて行きます。
Otis Redding「Sittin' on the dock of the bay」
近ごろ「μニュートリノ」なる物質が「光子」よりも早いなどという、「時間」そのものの概念を覆した「アインシュタイン」大先生の世界一有名な概念をも覆す、衝撃の実験結果が発表されたようですが、未だ世の中がひっくり返らないところを見ると、さすがにこれはガセだったのでしょうか?
素人にも判るよう、噛み砕いてご説明してくださる物好きな学者先生がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡下さい。「朝永振一郎」大先生の「鏡の中の物理学」を読んで以来、ヤンワリと興味を持ち続けていた事柄であり、いつか理解してみたい事柄の一つでもあります。

さて、皆さんにとって「月日」とは、いったいどのようなものでしょうか? 近ごろの僕にとって「月日」とは、「子供」のことを指していたように思います。
寝ても体力が回復しなかったり、その体力そのものが衰えてきたり、太ったり、髭に白髪が生えてきたり、十代の女の子が我が娘と同じカテゴリーに思えて、いま一つ興奮しなかったり……。
僕自身の「月日」には寂しさばかりが募りますが、子供達のそれは当然の如く違っています。動かないシーサーに対峙する我が息子の姿をご覧下さい。近所の野良猫を相手に大泣きをしていたヘナチョコ坊やが、今や憧れのヒーローを真似て、必殺の「マブヤーキック」で著しい成長をアピールしています。

細かい発音には未だ難を残す息子ですが、中身の方はもうすっかり一人前で、コチラの発言はほぼ完璧に理解しています。馬の餌やりはまだ難しいようですが、嫁と言い争う時など、叫び声を上げて飛び掛かってくるから驚きです。
「ママにゴメンナサイして!」
小さな拳を振り挙げて大好きなママを守ろうとするその姿は、正に「ヒーロー」そのもの。この調子でしっかりと成長してもらえれば、きっとママも一安心のはずですが、殴られる側に廻る父親としては、多少の不安も感じてしまいます。
そこで……
琉神マブヤー3(ミーチ) 第一話
沖縄で圧倒的知名度を誇るローカルヒーロー、「龍神マブヤー」はもちろんのこと、僕が子供の頃に見ていた「ウルトラマンタロウ」や「銀河鉄道999」など、以前からよく見せていたラインナップに新たなるコンテンツを加えてみました。
「The大阪」ともいうべき天神橋商店街のド真ん中で育った義理の父親は、西成を舞台にしたこの作品を残念ながらお気に召さないご様子ですが、僕は昔からこの作品の大ファンでした。「スタジオジブリ」の二枚看板の一人、「高畑勲」といえば「蛍の墓」や「おもひでぽろぽろ」、「平成狸合戦ぽんぽこ」だと思っている皆様にもぜひオススメしたい、永遠の名作がコレです。
じゃりん子チエ(劇場版)
「野坂昭如」の大ファンを自認する僕にとって、もう一つの名作、「蛍の墓」を次点に置くことは大変心苦しいことですが、「高畑勲」の最高傑作といえば(あくまで個人的な意見ですが)この作品で間違いありません。未だご覧になる機会に恵まれない皆様は、ぜひこれを機会にご覧ください。劇場版の他に、テレビ版の第一シリーズ、どれをとっても面白いロングランの原作も、もちろんオススメです。そして幻の名作、猫の小鉄が主人公の「どらン猫(こ)小鉄」を見かけたならば、迷うことなくことなく、速やかにお買い求めください。長く復刊されないお宝中のお宝となっております。

「三年生くらいに成ったらチエちゃんみたいにホルモン焼くねん。そしたらパパにお金あげるよね!」
これ、神戸生まれの我が娘がこの作品を鑑賞した後のリアルな発言です。沖縄の子供達はほぼ全員が必殺の「スーパーメーゴーサー」を放つことができますが、このアニメの主人公のように学生の傍ら、一杯飲み屋を経営するようなスーパー小学生は未だ存在しないはずです。憧れのセミリタイア生活がいよいよ現実味を帯びてきました。
「ガンバレ娘!」「たのむぞ娘!」

天真爛漫が通用する二歳の弟とは違い、小学生になった娘は、これまで以上に叱られることが多くなってきました。ヤクザなオトンの策略にまんまと引っ掛かった可愛らしい娘に、「もう少し優しくしてあげても良いかな?」と、反省しきりの今日この頃。長子の悲哀を慰めるためにも、次の休み辺りに二人っ切りで「スウィーツデート」に出かけたいと思います。オススメのお店があれば、ぜひお知らせ下さい。けなげなヒーロー達の為のナイスな情報を心よりお待ちしています。
2011年10月27日
時々、戦闘機が落ちてくる街
仕事で恩納村へ行った帰り。国道58号線を南下して事務所のある北谷町へ差し掛かった頃、右手前方に突如として立ち上った真っ黒な煙!
「またヘリでも落ちたか!?」
隣接する嘉手納基地から次々に飛び出す緊急車両。あっという間に滞る片側三車線の幹線道路……。前回、ご紹介した「はっぴいえんど」の「さよならアメリカさよならニッポン」に引き続き、またしても「はっぴいいええんど」なシチュエーションに出会うことになりましたので、コチラの曲をご紹介したいと思います。
はっぴいえんど「あしたてんきになあれ」
その日、渋滞に巻き込まれたほとんどの運転手が、あの「日本では報道されなかった大事件」を思い出していたはず。その日、日本の新聞で一面を飾ったのは「巨人渡辺恒雄オーナー辞任」のくだらないニュースでしたが、本日、沖縄でトップニュースになった「野田総理と仲井眞知事の初会談」の模様も、きっと温度差のあるニュースだったに違いありません。
その仲井眞知事がただの「天下りちゃん」であったことは、なんとも言えない事実で困りますけど、どんなに不都合な事実であっても、日本にとってとても重要な「国防」や「主権」の問題になりますので、マスコミの皆さんも「沖縄は日本じゃありませんよ」的な姿勢で蓋をするのはもう止めにして、もうちょっと積極的に報道していただけるとありがたいですね。原発のように「何かが起こってから」警告を発しても、もう取り返しはつきませんから、様々なプレッシャーに打ち勝ち、真実を報道してくれる「強いジャーナリスト」の登場をお待ちしています。
話しを戻しまして、突然の大渋滞の中ノロノロと進んでゆくと、どうも煙の方角が会社の事務所と一致している。慌てて裏道を進み事務所にたどり着くと、煙は更に向こう側、会社の経営する珈琲ショップの方向で上がっている。更に進んで確認したしますと、煙はもう少し向こう側、ちょうど社長の豪邸の辺りに立ち上っている……。
結局、社長宅は無事でしたし、ヘリも戦闘機も落ちていませんし、パトリオットもテポドンも打ち込まれてはいませんでしたし、中国もまだ侵攻していませんでしたが、何とも恐怖を駆り立てる紛らわしい黒煙でした。けが人がなかったのが不幸中の幸いでしたが、火事の煙を見て「ヘリだ!」「戦闘機だ!」と当たり前に心配する地域なんて他にあるでしょうか?
「沖縄の異常性」というものを改めて考えさせられる事件でしたが、オチといたしましては「ただの火事でしたよ」という、それだけのお話しでありまして、被害者&加害者が保険に加入していることを心からお祈りいたします。
The Mothers of Invention「America Drinks and Goes Home」
オシマイに、「異常」といえばこの人ではないでしょうか? 普段から「アメリカの文句ばっかり言ってるクセにまたアメリカの人かよ!」と非難されるならば、「そうなんです!」としかお答えできませんが、アメリカが誇る世紀の大変態、「フランク•ザッパ」大先生のご紹介でございます。
全身を狂気に委ねたい貴方にオススメのアーティスト。もしそんな方が居ればの話しですけど……
2011年10月23日
フェンスを眺めてふと想フ
ビヨヨヨ〜ン!

とまあコチラ、一見「もの凄い勢いで宙を舞う幼子の図」に見えるかもしれませんが、沖縄の方ならご存知の通り、米軍お得意の懐柔作戦にまんまと引っかかってしまった、「なんとなく米兵に好意を持つ可哀想な女の子の図」でございます。
沖縄県出身以外の方でこの「感覚」の判る方は、福生辺りに住む「米兵慣れ」した摺れた国民に限るのかもしれませんが、テレビや映画やあらゆるエンターテイメントの世界で、執拗に「ロシア人は全員スパイで、アメリカ人は全員正義の味方ですよ」と洗脳されてきた我々の世代からいたしますと、あまりゾッとする話しではございません。

これは先日、浦添の米軍基地「キャンプキンザー」で行われた「キンザーフェスティバル」の模様ですが、子供達が大好きな「巨大ふわふわトランポリン」も、ご覧の通りの軍事仕様。物心がついてから、ガッツリ「外人さん」に触れ合うのはこれが初めてという我が娘は、日頃目にすることの少なかった「生外国人」に終始大興奮のご様子。
日本のお祭りとは少し毛色の違う様々な出店や、アメリカンヒットパレード的出稼ぎフィリピンバンドのオンステージを十分に堪能した後は、戦闘機や軍用車両に乗って間抜け面で記念撮影をするという王道の楽しみ方で充実の休日を過ごしました。

「これで良いのか?」と問われれば、なんとも返答に困る所ですが、「第三次嘉手納爆音訴訟」を県民一丸となって戦おうとする最中、何のてらいもなくこれらのイベントを楽しめちゃうガッカリな県民性は決して嫌いではありません。この後行なわれる嘉手納の方のフェスティバルは悪天候のためパスいたしましたが、矛盾を受け入れなければ生きてゆけなかったこうした環境の一つ一つが、いい加減で複雑で粘りのない「おおらかな県民性」を形作るのかと思うと、少し複雑な気もいたします。

近ごろは基地問題をちらつかせて、大ゴネにゴネて条件闘争中の「沖縄振興一括交付金」に全国的な批判が高まっているようですが、これは「ゆすり」や「たかり」の精神ではなく薬物中毒者の「ソレ」でありますから、毎年行なわれている「ギブミーチョコレート大作戦」は、残念ながら自らを傷つける自傷行為に過ぎません。
しかし沖縄県民は自らが進んで静脈に針を落とし始めたわけでもありませんし、全員が薬物中毒者というわけでもありませんから、本土の皆様にはぜひ、患者の「禁断症状」を和らげ、社会復帰を促す努力をしてくださるようお願いします。甘い汁は甘いからこそ肉体を蝕み、自らの意思では止めることのできない呪いのようなものに変わってしまいます。沖縄が中毒状態であることが日本の国益に繋がっている現在の状況をぜひ一度お考えいただき、将来において沖縄の特殊な経験が、なにか「良いもの」に変わってゆけるよう、応援して下さい。
ニライの彼方
~第5回世界のウチナーンチュ大会 公式テーマソング~
さて、そういう訳で、突き詰めて考え始めるとなんとも絶望的な気もいたしますが、世界中に散らばった沖縄人やその子孫達が集う「世界のウチナーンチュ大会」を見ていると、「可能性」や「希望」などのポジティブなイメージしか浮かんできません。僕は「絶望的な困難の中でも愚直に生きてゆく」彼らのような力が極端に不足している人間ですが、彼らのように「愚直な努力をする人」達が大きく報われる世界であって欲しいと心から願っています。
加藤和彦「拝啓大統領殿」
では最後に曲のご紹介。基地のフェンスを眺めていると、このメロディーがふと頭に浮かびました。「世界の警察」を声高に喧伝する誇り高き大嘘つき、アメリカですが、「軍事力」と「警察力」が全くの別ものである以上、やはりこの国を好きになれません。
はっぴいえんど「さよならアメリカ さよならニッポン」
さて、今回も何の話しだったのか……
国道58号線を走りながらこの曲を聴くと、また違った意味に聞こえくるから不思議です。観光の際にぜひお試しを。
2011年10月14日
妄想の秋
少し前からのお話しになりますが、急に沢山の蝶々が飛び始めましたね。
どうも、お久しぶりの更新で失礼いたします。色々とあってまたしても間が空いてしまいましたが、環境も整い、ぼちぼちと頻度を上げていくつもりですので、改めましてよろしくお願いいたします。
TIN PAN ALLEY 「蝶々San」
これはもちろん蝶々違いの「蝶々さん」なんですが、オススメの一曲。「細野晴臣最高!」ということで話しを元に戻しますと、今、沖縄はアゲハ系やタテハ系、シジミ系にシロチョウ系と、沢山の蝶々が乱舞する、一年で最も過ごし易い季節になっています。幼い頃、図鑑で覚えたそれらの名前を必死で思い出しつつ娘と自然観察に励んでいますと、何十年ぶりかの蝶々熱が沸々と湧き上がるのを感じます。
そんな中、ふと思い立ったのが「蝶の庭計画」という無謀な企画なんですが、それぞれの餌となる植物と蜜源の植物を絶妙に配置して、色とりどりの蝶が乱舞する夢の庭園を作ろうという、低所得者にあるまじき素敵な計画なんです。
庭を青虫だらけにすべく様々な妄想に胸膨らませる毎日ですが、家はアパート、しかも二階部屋。次は当然、引っ越しを検討しなければなりませんが、先立つものと妻の同意が得られません。一番大切な「先立つもの」が存在しない限り、当然と言えば当然の結果ですが、どうも諦めがつきません。
妻を納得させられる庭付き格安物件をご存知の方、不動産が余って余ってしょうがないという富豪の皆様、ぜひぜひご連絡下さい。在来種の保護に繋がる素晴らしい庭を夢想しておりますので街にとってもモアベターな計画です。ちなみに当方、「ミツバチ可なら、なお良し」などという、更に無茶苦茶な希望もご用意しておりますので、興味のある方はぜひご連絡下さい。早い者勝ちです!(笑)
Maria Callas「Madama Butterfly: Un bel dì vedremo」
さてさてコチラ、またしても蝶々違いの「蝶々夫人」ということで文脈には全く関係ありませんが、カラス/カラヤンで有名なプッチーニさん永遠の名曲ということで、一応オススメしておきます。話しは再び蝶々へ……
舞踊る蝶々達を見ながら、はっと気が付いたことがありました。僕らが幼い頃、最もポピュラーだった「モンシロチョウ」が全く飛んでいないのです。その代わりに、やや黄色がかったモンシロモドキがやたらと目につくように変わっています。キチョウ、モンキチョウと呼ぶにはやや白っぽ過ぎるこの蝶々。自然の少ない那覇を中心に大発生しているということは、空き地や路傍に生える雑草の類いを好む種でしょうか? おそらくは「ウスキシロチョウ」辺りが有力だと思うのですが定かではありません。どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひご教授ください。

なじみ深いモンシロチョウがいつのまにその姿を消していたということは、餌である「タマナー(キャベツ)」の畑がその姿を消したということでしょうか、気がつけばかつて畑であったはずの場所も、今ではすっかり宅地に変わっています。
坪20万はくだらないという、古都首里の現状を踏まえれば当然のことかもしれませんが、当たり前に飛んでいたはずの蝶々を見せてやれなかったのは、少しの寂しさを感じます。休みの日、キャベツ農家を探してドライブに行こうとも考えましたが、無農薬でキャベツ栽培をしている農家さんなど、果たしてどのくらい存在するのでしょうか?

「娘にモンシロチョウを見せたい」のハードルが意外と高かったことに気付きますと、行き先をキャベツ畑から急遽変更。「季節の変わり目に気になる繋がり」という強引な発想から、なぜか家族でラーメンを食べてまいりました。

子供達は概ね満足のようでしたが、某人気ランキングで一位だったことが自慢のこのお店の「味」は「イマイチ」を大きく下回る感じで、ランキングごとガッカリ。

今回得られなかった「満足」のおかげで、久々に「ラーメン熱」まで高まってしまった今日この頃です。皆さんはどのような秋を過ごしていますか?
矢野顕子「ラーメン食べたい」
さて、なんの話しだったやら……
ちなみにラーメンと言えばこれですかね?
最高です。




